自民党政権の断末魔!二階幹事長が菅総理を切り捨てるXデー【全文公開】 (3/4ページ)

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その他にも、菅総理にとって天敵であり大嫌いな小池百合子東京都知事(68)との会食の場を作って同席させたり」(政治部デスク)

 例の「ステーキ会食」参加も、菅総理は気が進まなかったのに、

「二階氏の声がけに断り切れなかったことを、あとで舌打ちしていたとされています。要するに、菅総理とすれば『総理のオレを軽く見るな』の思いがあるということでしょう。今の両者は一枚岩とはほど遠い。むしろ、冷戦状態に見えます」(政治部デスク)

 菅総理にすれば、自民党内からすでに菅降ろしの声も出て、支持率30%切りも予想できそうな現実を前にして、本来なら衆院の解散で勝負に出る手がある。ところが一にも二にも、このコロナ感染拡大が沈静化、終息への兆しが出ないかぎり、解散を打てる環境にはならない。

 一方で、選挙への追い風としたい東京五輪も開催の見込みが立たず、日程的に見ても、7月に東京都議会選挙があることで、その前後3カ月ほどは、最大の支持母体である創価学会の選挙活動が難航する公明党が反対だ。となると、9月の自民党総裁任期切れ近くの「追い込まれ解散」しか選択肢は見当たらなくなる。

 とはいえ、そこにたどりつくまでにも、高いハードルがそびえている。4月25日投開票の2つの補選である。ひとつは議員辞職した吉川元農水相の衆院北海道2区で、もうひとつが羽田雄一郎氏の(コロナ感染による)死去に伴う参院長野選挙区である。

 ところがこの2補選、吉川汚職ショックでビビッた結果、北海道からは撤退を表明し、不戦敗が決定。長野も立憲民主党の牙城で、自民党に勝ち目はないとみられている。そこで、案が練られているようだ。イヤイヤ菅総裁誕生に乗った自民党主要3派のうちの安倍前総理出身派閥、細田派幹部は、次のように内情を明かす。

「補選2敗となれば、10月までには行われることになる衆院選がいよいよ苦しくなる。昨年12月に党がやった調査でも、次の衆院選は40議席減との予測が出ていた。結局、党の『表紙』を替えて臨むしかない。そして補選後、総裁選を前倒しする。しかしここでは前回のように二階氏の主導で、ということにはならない。細田、麻生、竹下の3派が中心となって主導する形になる可能性が高い。

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