専門家に聞いた!コロナ禍で高まる「妊娠、出産、子育て不安」からの脱却方法 (1/4ページ)

いまだ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大。その最中での妊娠、出産、子育てに不安を感じている女性、パートナーは多いことでしょう。実際に、2020年は「産み控え」という言葉も出てきたほどです。
今回はこうした妊娠や出産に関する現状と、不安からの脱却方法について、東京保健医療大学教授で「産後ケア研究センター」の立ち上げに携わった米山万里枝先生にお話を伺いました。
人生を見つめ直す機会にも

Q:妊娠・出産は喜びと同時に不安がつきものですが、コロナ禍でより強くなってきているのでしょうか。
「そうですね。経済的な不安もありますし、子どもへの感染不安などもあって、妊娠中のことよりも、産んだ後のことに切実な不安を感じている印象です。
ただ、在宅勤務など時間ができたことで、『本当に自分は子どもが欲しいのだろうか?』など、自分の人生について立ち止まって考える機会となり、今後の妊娠や妊娠後、産後のことを考えて、選択している方もいるように思います」
Q:里帰り出産ができないというのも不安の原因に?
「里帰りができず、産後直後に頼る人がいないというのは不安要素でしょうね。
また本来であれば、妊娠中から母親学級や両親学級で妊娠期の変化や、産後の赤ちゃんのお世話、セルフケアなどについて知っていけるものですが、母親学級は大勢に向けて行う形式が主流になっていて、コロナ禍では中止になっているケースがあります。