堀未央奈センター「バレッタ」、大園桃子&与田祐希センター「逃げ水」PVに登場する外部俳優たちの共通点【乃木坂46「個人PVという実験場」第16回2/5】 (1/3ページ)
乃木坂46「個人PVという実験場」
第16回 ナイロン100℃とのリンク 2/5
■「すべての犬は天国へ行く」以前のナイロン100℃との関わり
乃木坂46がナイロン100℃のエッセンスを採り入れた画期は、前回(https://taishu.jp/articles/-/92075)言及した2015年の舞台『すべての犬は天国へ行く』だった。グループの演劇志向を具体的に一歩推し進めた同作は、翌年以降の舞台系コンテンツへと繋がり、またそれら乃木坂46主導で制作された作品に出演したメンバーを中心に、演劇の世界で広く活躍する者たちも増えてゆく。
近年では、ナイロン100℃主宰であるケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の過去戯曲をさまざまな演出家が手がける「KERA CROSS」シリーズにおいて、『グッドバイ』(2020年)に能條愛未が出演、そして今春上演予定の『カメレオンズ・リップ』には生駒里奈が出演するなど、新たな展開も見せている。
もっとも、「すべての犬は天国へ行く」より以前から、ナイロン100℃にゆかりのある俳優が乃木坂46のコンテンツに関わる機会はあった。