人権?何それおいしいの?平安時代の刑務所が悪い意味でアバウトすぎる! (4/4ページ)
……という訳で、自腹で井戸を掘ってやったそうですが、文字通り生殺与奪を握っていたようで、本当に罪を犯したならまだしも、軽微な借金や逆恨みなどでぶち込まれてしまった人々とすれば、たまったものではありませんね。
終わりに以上、平安時代の司法について、そのごく一部を見てきました。
一、罪を犯していなくても逮捕される可能性がある
一、収容施設は身の安全を保障してくれない可能性がある
まるでどこぞの独裁国家みたいですが、つくづく現代日本の法治主義はありがたいものだと実感できますね。
これも悪事の横行する現実に向き合いながら、公正な社会の実現に尽力してきた先人たちの賜物と思うと、感謝の念もひとしおというものです。
※参考文献:
繫田信一『平安朝の事件簿 王朝びとの殺人・強盗・汚職』文春新書、2020年10月
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