まさに蘭学の化け物!江戸時代、前野良沢が『解体新書』に名前を載せなかった理由とは (6/6ページ)
それからも蘭学に対する情熱は衰えることなく、享和3年(1803年)に81歳の生涯に幕を下ろした良沢の志は、弟子の司馬江漢(しば こうかん)や大槻玄沢(おおつき げんたく)らに受け継がれていったのでした。
大衆に迎合することなく、真に価値のあるものをこそ、後世に伝えるべし……そんな大叔父の教えをまっとうした良沢の生き方は、200年以上の歳月を越えて私たちの胸に響きます。
※参考文献:
鳥居裕美子『前野良沢 生涯一日のごとく』思文閣出版、2015年4月
緒方富雄 校注『蘭学事始』岩波文庫、1982年3月
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