ももいろクローバーZがアルコ&ピース平子の「愛の言葉」に対して見せた「新たなる悶絶の可能性」 (2/2ページ)

日刊大衆

「いいってことですか?」という玉井の質問に、「俺そうじゃなくなっちゃうの嫌だな」と平子が追撃すると、玉井だけでなく他の3人も一斉に身を捩らせたり、「キャー!」と叫びながら悶絶した。

 さらに、自分は「気にしい」だという高城れにが「素直な自分の気持ちを伝えられなかったりするんですけど、どうしたらいいですか?」と尋ねると、平子が「(さっきから)ちょっと伏し目がちな顔がめちゃくちゃかわいいです」と答えて一同悶絶。

 佐々木彩夏が「足が蒸れやすくて、もし結婚して一緒に暮らしてとかなったら、気になるなって」とちょっと違った角度からの悩みを語ると、「その一つひとつに悩んでる様がどれだけ愛おしいものか」と返すと一同悶絶。

 そして最後は百田夏菜子。マイペースな自分は結婚に向いていないのだろうかと彼女が尋ねると、平子は「めちゃくちゃ薄っぺらいこと言っていいですか? ごめんなさいね。……めちゃめちゃかわいいから大丈夫じゃない?」と返答。これに百田は間髪入れずに立ち上がり、戸惑いと恥ずかしさと嬉しさが入り混じった表情を浮かべながら言った。

「……え……え……好き」

 もちろん、ももクロの反応もフィクションとノンフィクションの狭間といったところがあるのだと思う。けれど、ライブのパフォーマンスと同じく“全力”で一斉に悶絶する彼女たちの姿に笑ってしまう。

 彼女たちは、気恥ずかしい話題をあえて堂々と語るという捻れたボケを、“あえて”も何もない(ように見える)悶絶でシンプルな笑いに引き戻す。多少クセのある平子の言葉を、彼女たちの身悶えが脱臭していく。大抵のツッコミでは揺るがないキャラに入った平子が、あまりの反応の良さになんだか気圧され気味なのも可笑しかった。

 悶絶という表現の可能性を、正確に言うと、ももクロの全力の悶絶の可能性を見た。

(文・飲用てれび)

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