とんかつ屋の入り口に「サンプルを信じないでください」 →注文してみたら、その意味が分かった (3/3ページ)

Jタウンネット

また、ツイッターでの反響についてねやたつさんは、

「銭湯ぐらいしか興味がない自分でもここは大盛りを出す店だと知っているほど奈良では結構有名なお店だと思っていたんですが、まさかここまで反響があるとは思っていなくて、ただただ驚きです。

(今回の投稿は)日本国内だけでなく台湾・韓国をはじめ海外でも話題になったらしく、いってみたいという反応もありうれしく思います」

とコメントしている。

先代店主が「大盛り」を始めた理由

Jタウンネット編集部は24日、とんまさにも取材した。

取材に応じた代表取締役の山田啓二さんによると、「サンプルを信じないでください」の注意書きは30年ほど前に先代のご主人が掲示したのが始まりとのこと。

信じてはいけない食品サンプル(写真はねやたつさんのツイートより)
信じてはいけない食品サンプル(写真はねやたつさんのツイートより)

「サンプルと実物の大きさが違うじゃないか」というお客さんからの声があり、あらかじめ注意書きを添えておこうとしたのだろう、ということだ。

それにしても、一体どうしてこんなに大盛りにしているのか。

山田さんによれば、たとえば「若鶏かつ(大)」は衣やキャベツの量も合わせると1キログラムほどにもなるらしい。このほか、一部のメニューでも同様に大盛りで提供しているそうだ。

山田さんはその理由について、

「先代の親父は昭和17(1942)年の生まれで、まだ戦時中の時に幼少期を過ごしました。昭和10年代(1935~44年)生まれの先輩方は戦時中にいつも腹を空かせていた経験から、『食べること』に結構な価値観を持っています。

先代もそうした幼少期の経験から、『自分の店に来た客にはお腹いっぱいになって帰ってほしい』という思いのもと、鶏肉は他の肉より比較的安く仕入れられるということもあり、大盛りで提供してきました。


そして、お客との間で『これくらいの量はどうだ?』『ちょっと足りなかった』『じゃあ今度はもう少し量を増やそう』ということを繰り返してきて、今の大盛りの量に至っています」

と教えてくれた。

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