細胞の中まで見通せる高画質のホログラム映像を可能にする量子ホログラフィー技術の躍進がすごい (2/4ページ)

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 その後、2本に分けられたレーザーは、鏡で反射させて1枚の感光媒体へ向けられる。感光媒体で再会したレーザーはお互いに干渉しあう。それはプールの波にも似ており、打ち消しあったり、強めあったりしながら複雑なパターンを描き出す。これが「干渉縞」というもので、ここに光の位相に関する情報が含まれている。

Holography_record
credit:WIKI commons CC BY-SA 3.0

・ホログラフィーに必須のコヒーレンス

ただし、光と光を干渉させるためには、その周波数がどこでも同じでなければならない。このことを「コヒーレンス(干渉性)」という。

 従来のホログラフィーに光のコヒーレンスが必要なのは、ホログラムを描くために光の干渉を利用しており、光が干渉するにはコヒーレンスでなければならないからだ。

 レーザーによって放たれた光はコヒーレンスで、だからこそホログラフィーではこれが一番よく使われている。しかし光の中にはコヒーレンスでなくても干渉できるものがある――それがもつれた光子で作られた光だ。

 Defienne氏らが考案した量子ホログラフィーでは、光子の間に生じる「量子もつれ」を利用して、コヒーレンスを回避してしまう。
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