廃墟化したパリの地下駐車場をキノコ栽培農場に。都市部での農業開発へ向けた新たなる試み(フランス) (1/5ページ)

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廃墟化したパリの地下駐車場をキノコ栽培農場に。都市部での農業開発へ向けた新たなる試み(フランス)
廃墟化したパリの地下駐車場をキノコ栽培農場に。都市部での農業開発へ向けた新たなる試み(フランス)

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 フランスの首都パリ中心部には、今はもう使われなくなった地下駐車場が多数存在している。その巨大なスペースを再利用する試みとして行われているのが、キノコなどの農作物の栽培だ。

 2017年に、初めてパリ18区の未使用の地下駐車場を有機ファームに大改造したフランスの新興企業は、現在もスペースを活かした新たな農業開発とより良い環境への取り組みに邁進中だ。

Why Paris is turning car parks into mushroom farms

・パリで問題となっている廃墟化した地下駐車場

 1960年代と70年代、パリでは多くの地下駐車場が建設された。特に18区ではアパート300戸が入っている建物群の地下には、4階分、面積にして約9000㎡に及ぶ巨大な駐車場が広がっている。

 当時、市はアパート1棟ごとに2つの駐車場を義務付けしており、居住者の多くも車を所有していたため、地下駐車場は収容スペースとしては最適だった。

 ところが、近年のパリは人口密度が高くなるにつれて車の所有数は減少。複数のスタートアップ企業が、環境のために車を使用しなくてもいいようにと、街に電動自転車や電動キックボードを導入して交通の便宜を図る取り組みがなされているからだ。

 すると、地下には空っぽの駐車場が残される。これまで廃墟化したこのスペースを利用していたのは、ドラッグ密売人もしくは売春婦たちだった。
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