柏木由紀「表題曲単独センター」の実現は、今後のAKB48にどんな意味をもたらすか?【アイドルセンター論】 (2/3ページ)
しかし、2012年の絶対的センター前田敦子と、2014年の大島優子の卒業を受け、AKB48は次世代センターを見出すという思惑があったのだろう、その後渡辺や宮脇咲良、島崎遥香らをセンターに起用するようになった(そもそも柏木はこの時期ソロアイドルとして充実期を迎えており、グループとソロとの兼ね合いもあったとも考えられる)。
とはいえ、昨年8月には『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で初の単独センターとして「フライングゲット」を披露するなど、過去にもセンターポジションに立って歌唱するという場面は多くあり、柏木のグループ内における影響力は大きい。柏木がセンターに立つ意味は、間違いなくAKB48の顔としてであり、老若男女が視聴するテレビ番組においてグループ随一の知名度を誇る彼女が抜擢されるのも理解できるだろう。
そんな柏木が最前線で活躍できている理由として、ファンとの関係性を大切にしてきたことが挙げられる。柏木は元祖握手会女王と称され、握手会における神対応は多くのファンの心を鷲掴みにした。
いまや握手会はファンとの直接的なコミュニケーションが取れる貴重な機会となっているが、彼女はその重要性を早くから理解していた。アイドルファンだった彼女だからこそ、自分のファンが何を求めているのかが分かるのだろう。