メーガン妃はなぜ“嘘つき”と言われる? そうでないと都合が悪い人も (2/2ページ)
ちなみに、言わずもがなだが、人格が血液型によって決まるという科学的根拠は無い。
あるいは、もともとある固定されたイメージと矛盾する新たな情報によって生じた「認知的不協和」を、メーガン妃を「嘘つき」とすることによって解消した、と考えることもできる。認知的不協和とは、もともと持っている考えやイメージとは異なる情報を与えられて矛盾を抱えた状態や、その際の不快感を表す心理学用語だ。人はこれを解消するために、考え方や捉え方を調節することがある。つまり、もともとあった「わがまま」で「トラブルメーカー」というメーガン妃のイメージに、自殺を考えるほど精神的に追い込まれたという「繊細さ」や、人種差別を受けた「かわいそうな被害者」という矛盾するイメージの情報が与えられたことによって心理的に不快感が生じ、メーガン妃を「嘘つき」とこじつけることでそれを解消したとも捉えることができる。
いずれにしても、こうした確証のない思い込みやレッテル貼りは、日常の人間関係にも悪い影響を与えてしまうことがある。気を付けたいところだ。
文:心理カウンセラー 吉田明日香