古代エジプト人は、動物を愛すべきペットとして飼っていた。世界最古と思われるペット墓地が発見される (1/4ページ)
credit:M. OSYPINSKA
エジプトの考古学者たちが、世界最古と思われるペット墓地を発見したそうだ。エジプト東端、紅海沿岸の港町ベレニケに、およそ2000年前の動物たちの埋葬地があることがわかったのだ。
ここには、猫や犬や猿など、ペットとしてかわいがられていたと思われる合計585匹の動物たちが埋葬されていて、中には、貝殻、ガラス、石のビーズなどをつなぎ合わせた首輪をしているものもいたという。
・ペットとしてかわいがられていた痕跡のある動物たちの墓地
古代エジプト人たちが、神への捧げものとして多くの動物たちをミイラにしたことはよく知られている。だが、この墓地の動物たちはそれとは違う、とワルシャワにあるポーランド科学アカデミーの動物考古学者、マルタ・オシピンスカは言う。
ほかの場所に埋葬されている動物のミイラは、餓死させられたり、首を折られたりと、人間の手にかかって死んだと思われるものがあるが、ベレニケの墓地に埋葬されていた動物たちにはまったくそんなことはない。
「それどころか、年老いて病気になったり、体が不自由な動物にもエサを与え、面倒をみてやった痕跡があります」オシピンスカは言う。
「ベレニケのほぼすべての動物たちが、非常に丁寧に埋葬されているのです。毛布にくるんだり、陶器で覆ったりして、寝ているような格好で安置されているのです」
あるマカクザルは、3匹の子猫、草で作ったカゴ、布、容器の破片(子豚にもついていた)とともに埋葬されていて、とても美しいインド洋の貝殻がふたつ頭に飾られていたという。