福島原発作業員が明かした深刻被害「汚染水は海にダダ漏れしている」 (3/3ページ)

Asagei Biz

その結果、解雇になった施工業者も知っている。ゼネコン側は凍ったというけど、固まったのは2〜4号機のほうだけ。地熱とメルトダウンの熱のせいで、1〜2号機の間は凍ってないよ」

 果たして、巨額の費用を投じて効果はあったのだろうか。いずれにしても日に日に汚染水だけが増え続けている。作業員はこうも打ち明けた。

「だから今は海に放流するという話が出てきているんだろうね。でも、我々がいた時から、汚染水は海に流されていたよ。現場の作業員しか行けない4号機の裏手の場所には塩ビ管があって、そこから原発の水がバッサバッサ流されてるんだよ」

 昨年9月、菅義偉総理(72)は福島第一原発を訪問し、この汚染水問題について「できるだけ早く方針を決めたい」と述べ、海洋放流する方向を模索している。

 事故後から福島原発の取材を続けるジャーナリストの村上和巳氏が解説する。

「トリチウム自体はほぼ無害で、平常運転の原発からは海洋に放出されています。ただし、その濃度は保安規定により、年間22兆ベクレルと決まっています。もちろん風評被害の問題もあるが、希釈して海洋放流するにしても、これまでにたまった汚染水を処分するだけでも40年以上かかることになる。しかも、汚染水は今も増えており、もはや福島だけでは解決できない問題になっているのです」

 大阪・吉村洋文知事(45)は「国から要請されれば大阪湾で放出する」と声を上げている。果たして菅総理はどう決断するのか。

※「週刊アサヒ芸能」3月18日号より

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