廃炉まで何年かかる?福島原発が直面する作業員問題「白内障のアンケートも」 (2/2ページ)
危険な場所でも自分から率先して点検していた。ガンで亡くなったのは、その影響もあったのかもしれないね。なんにしても、廃炉は原子炉のデブリを取り出さなきゃ先に進まないが、遠隔操作でロボットを入れても全部壊れてしまう。何千万円もするのが全部パーだよ。それに比べて東電のやつらはJヴィレッジなんかで薄着でジョギングしたりして、安全性をアピールしている。復興なんて、まったくの見かけ倒しでしかないよ」
村上氏が今後の廃炉の見通しを解説する。
「今後、使用済み燃料を取り出した3号機からデブリの取り出しをすることになる。しかし、今ある最先端の技術をもってしても、格納容器に開いた穴がどうなっているのか、どこにあるか、突き止めることができていない。デブリの取り出しには、新たなロボットを開発しなければなりません。そのためには10年、いや半世紀かかる‥‥」
天災が引き金となり、人智をはるかに超える大災害が起きた。この10年はほんの序章、廃炉までの長い長い道のりが続くことは間違いない。
※「週刊アサヒ芸能」3月18日号より