子どもの想像力を伸ばすには? 「たおしかた」で興味を育む妖怪本! (3/4ページ)
■妖怪を知ることは、自然や文化に目を向ける入り口になる
そもそも妖怪は、人間の想像力が生み出したもの。
この本の監修を務める民俗学者の小松和彦先生は、本の冒頭でこう書いています。
「人間の力では解決できない災い、人知を越えた不思議な出来事が起きたときに、大むかしの人たちは、『妖怪のしわざ』と考えました」
妖怪はまさに、自然への敬意と恐れが生み出した日本人の文化です。そういう視点で妖怪を見ることで、妖怪がいる身の回りの自然や文化への興味が生まれてきます。
日常の中で妖怪と出会う。そんなシチュエーションを描いたがマンガを面白く読みながら、「この妖怪が現れたらどうしよう」と繰り返し考え、いつの間にか想像力が豊かになっていくのだといいます。
■47都道府県すべての妖怪を紹介!妖怪を身近に感じるきっかけに!また、本書では47都道府県すべての妖怪を紹介しています。
河童、天狗、ぬりかべ、ひとつ目小僧、ろくろ首、ダイダラボッチ、のっぺらぼう、砂かけばばあ、牛鬼などのメジャーな妖怪から、北海道のイペカリオヤシ、千葉県のモウレンヤッサなどローカル色の強い妖怪まで勢ぞろい。

「本を開いて、まず見るのは自分の住む場所に現れる妖怪。『もし自分の前に現れたらどうしよう?』『こうやってたおせばいいのか』とわくわくできるはずです」
と編集部。
事前のアンケートでも、「子どもがうれしそうに妖怪のたおしかたを教えてくれる」「自分で妖怪の弱点を考えるようになった」という声が多く寄せられたのだとか。
その妖怪に関する伝承やエピソードも豊富なため、大人も楽しめる点もポイントです。