チーズと魔術の不思議な関係。チーズを使った呪術や占いが数多く存在した (2/4ページ)

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・チーズを使用した魔術や占い

 チーズの魔法は、ヒルデガルドが現われるずいぶん前、中世以前からあった。2世紀の預言者アルテミドロスは、自身の『夢判断の書』の中で、チーズを使って未来を予言するチーズ凝固占いについて書いている。

 のちに、私たちはチーズと鮮やかな夢を結びつけたが、皮肉なことに、アルテミドロスはチーズ占いはもっとも信用できないもののひとつだと言っている。

 だからといって、のちの世代がチーズの夢占いをやめたわけではない。17世紀の『夢の解釈』という英語の手引書の中では、「チーズの使われていないケーキの夢はいい夢」といっている。

 中世や近代初期、チーズが使われた占いの多くは、泥棒や殺人犯を見つけるためだった。やり方はきわめて簡単。まず、こう祈りながらチーズに呪文をかける。

「彼の口は呪われ、苦みでいっぱいになり、舌が痛み苦しみますように。彼が有罪ならば、悪魔の名のもとにそれを食べ、無罪ならば、イエス・キリストの名のもとに食べるだろう」

そして、容疑者にそれぞれ小さなチーズのかけらを食べさせる。犯人なら、このチーズを飲み込むことができず、罪を自白するという。

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・魔女が呪いをかけたチーズは危険!?

 泥棒とまではいかなくても、魔女がそばにいるときはチーズに気をつけたほうがいいという。
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