五輪不適切演出問題、会議室でのアイデアなら炎上しなかった? 文字コミュニケーションの難しさと適応できない世代 (1/2ページ)

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 東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式で演出の統括役を務めていたクリエイティブディレクター・佐々木宏氏が、開会式での演出としてタレントの渡辺直美を豚に見立てたプランを提案していたことが17日、ニュースサイト『文春オンライン』によって報じられた。

 記事では、東京オリンピック開会式の演出を企画するチームメンバーによる10人以上のグループLINEに、同プランが投稿された際のスクリーンショット画像も公開された。そこには「(豚の絵文字)=渡辺直美への変身部分。どう可愛く見せるか」「オリンピッグ(豚の鼻の絵文字)」などとあり、グループLINE参加者はすぐに「容姿のことをその様に例えるのが気分よくないです」「⼀時的なアイデアだとしても、言うべきじゃない」など、不快感を示すとともに不適切な内容であることを指摘し、提案はボツとなっていた。この報道以降、批判が殺到した佐々木氏は、18日に辞任を表明した。

 なぜこのような事態になったのか。その答えとして、提案の内容に問題があったことはもちろん、メンバーしか見られないはずのLINE画面がなぜか流出したこともあるが、対面の会議でなくグループLINE上でアイデア出しのミーティングが行われていたという点も原因の一つと言えるだろう。

 それというのも、人間のコミュニケーションの種類には、言葉や文字による「言語的コミュニケーション」と、表情や話し方、声のトーン、ジェスチャーや態度などによる「非言語的コミュニケーション」の2種類があり、非言語的コミュニケーションによって読み取れる情報の割合は65%を超えると言われている。つまり、同じように意見交換をしているようでも、文面のみのやりとりでは伝えられる情報量が少なく、送り手と受け手との間でズレや温度差が生じやすいのだ。

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 例えば、もし今回の問題の発言が対面会議によって口頭で行われていたなら、問題となった発言は軽く流されていた可能性もある。

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