「通算15年目」巨人・原辰徳監督に囁かれる「勇退説」と「裏の野望」 (2/3ページ)

日刊大衆

指揮官としての実力は12球団随一でしょう」(前同)

 2018年のオフ、巨人の監督に再々登板した原監督は、今季が3年契約の最終年にあたる。

「原さんにとっても“勝負の年”です。リーグ3連覇はもちろんのこと、日本一奪還が原さんに課せられた使命でしょう。ただ、これを達成するのは、想像以上に難しいことだと思います」(球界関係者)

 難なくペナントを制し、2年連続で4連敗を喫している“宿敵”ソフトバンクを迎え撃つ。巨人ファンは、そんなシナリオを思い描いているはずだが、実情は、これとはほど遠いものだという。巨人軍関係者は、こう胸の内を明かす。

「うちは、けっして強いわけじゃない。ペナントを2連覇していますが、それは他のチームが弱すぎるだけ。うちは“普通のチーム”ですよ。その証拠に、ホークスには、まったく歯が立たなかったでしょう……」

■ミスターとナベツネが原監督に送ったメッセージ

 こうした危機感は、巨人、読売の首脳に共通のものだという。それを象徴するのが、ペナント開幕直前の3月22日に行われた「巨人軍出陣式」だという。

 式典には長嶋茂雄終身名誉監督と、渡邉恒雄氏(読売新聞グループ本社代表取締役主筆)がそろって出席したため、大きく報じられた。

「健康不安を抱えるミスターとナベツネさんがそろって顔を出したのは、危機感の表れですよ。ナベツネさんは、“断固、優勝してもらいたい”と言いましたが、巨人では“優勝”というのはペナントではなく、日本一になることを意味しているんです。ミスターとナベツネさんは、原監督に“今年は是が非でも日本一になれ”とメッセージを送ったわけです」(前同)

 別の巨人軍関係者は、たとえ原監督がリーグ3連覇を達成しても、日本一を逃せば厳しい状況に追い込まれると明かす。

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