タピオカブームを仕掛けアパレルでも成功「令和のヒットメーカー」の原点 (1/3ページ)

新刊JP

『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』(フォレスト出版刊)の著者、関谷有三さん
『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』(フォレスト出版刊)の著者、関谷有三さん

台湾の国民的人気カフェブランド「春水堂人文茶館(以下、春水堂)」の日本進出を成功させたことで2018年から2019年にかけてのタピオカブームの火つけ役となり、不況が続くアパレル業界で「スーツに見える作業着」が大ヒット。手がけた事業やプロダクトが次々に話題を呼ぶことで「令和のヒットメーカー」の異名をとるのがオアシスライフスタイルグループ代表取締役CEOの関谷有三氏だ。

その発想力と行動力、リーダーシップの源は何なのか? 関谷氏初の著作『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』(フォレスト出版刊)を紐解きつつ、ご本人にお話をうかがった。「令和のヒットメーカー」を作り上げた体験や哲学に迫るインタビューである。

■社会人経験Oで家業の再建に飛び込んだ経験から得たもの

――『なぜ、倒産寸前の水道屋がタピオカブームを仕掛け、アパレルでも売れたのか?』は、ビジネスの世界で突出するために必要なことがよくわかる内容でした。たとえば本書で書かれている「やり抜くこと」や「逆境への対処」は、関谷さんご自身は意識的に身につける努力をされていたのでしょうか?

関谷:一番大きかったのは、実家の水道屋を苦しみながらもなんとか再建できたことでした。それは自分がやりたいことではありませんでしたし、どうにかして実家の苦境を脱しないといけないからやっていたのですが、なんとか達成できたという体験が自信につながったのだと思います。

――関谷さんの場合、社会人としてのスタートがそこだったんですよね。社会人経験がない状態で一つの会社の再建をしなければならなくなったという。

関谷:そうですね。元々の気質としては「おもしろおかしく生きたい」というタイプで、それこそ実家に戻るまではやりたいことしかやっていなかったので、本当につらい時期だったのですが、今となっては大きな体験だったと思っています。

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