華やかな装飾が施された先史時代の青銅の剣が発見される(デンマーク) (3/4ページ)

credit:Odense City Museums
・剣の歴史
剣は漠然と青銅器時代のものとされているが、使われている金属サンプルの分析が進めば、剣が作られた年代や使われている合金の起源を確実に特定できる助けになるだろう。
当時、この地域で使われた金属の多くは、中央ヨーロッパの遥か南からもたらされ、地元の金属職人によって加工されたという。
ブリタニカ百科事典によると、デンマークではおよそ6000年前に農耕が広がり始め、紀元前2400~1700年頃には、輸入された金属製のものをモデルにして、石から短剣や槍の穂先を精巧にこしらえるようになった"短剣時代"に入ったという。
金属加工技術をマスターするのにそれほど時間はかからず、紀元前1000年頃までには、独自の青銅の武器を生産できるようになっていた。
これは、発見された剣が作られた時期にこうした文化が関わっていたという、文化的、技術的なやりとりがあったことを表わしている。
この剣の製造に使われた材料を調べることは、当時あった交易ネットワークや人の移動の範囲をさらに明らかにするのに役立つだろう。