成功するIT化による業務改善。その道筋を作るためにすべきこととは (2/5ページ)

新刊JP

(笑)そうしたら、起業から1年後にサイボウズが「kintone」という業務改善プラットフォームのクラウドサービスを始めてたのですが、実際に触ってみて「kintone」の可能性を感じ、ジョイゾーのビジネスを「kintone」のシステム開発の事業に完全シフトすることにしたんです。

ジョイゾーは今年で創業10周年になるのですが、現在も「kintone」を使ってお客様の業務システムを開発するSlerという形で活動させていただいています。

――本書を執筆された経緯について教えてください。

四宮:この本の企画が持ち上がったのは去年の夏頃です。「kintone」のビジネスが軌道に乗ってきて、相談件数もかなり増えてきていたので、ここまで培ってきたノウハウを言語化して、体系的にまとめて世に出せないかと考えていたんですね。

また、このコロナ禍の影響もあります。ちょうど今、政府の方でDX化が推進されたり、デジタル庁が今年9月に設置されたりという流れの中で、このタイミングで企業のIT化の後押しができる本を出せないかということで、執筆を始めました。

――IT化による業務改善は企業の成長スピードの加速にもつながります。そのため、多くの企業にとって急務であると感じますが、IT化が進まない会社の課題はどこにあるとお考えですか?

四宮:中小企業さんにお話をうかがってみると、IT化しないといけないのは分かっているけれど、特に現場が困っていないから手をつけていない、つまり優先度が低いという反応が多いですね。あとは、ヒト、モノ、カネのリソースが不足していると考えている企業もあります。業務改善をやっている余裕がないというか。

また、以前IT化を進めて業務改善を試みたけれど、間違ったシステムを入れてしまい、その後使われなくなったということから苦手意識を持ってしまってなかなか先に踏み出せないという会社さんもあります。

――まさに本書のタイトル通り、「御社にそのシステムは不要です」という状態ですね。でもなぜそういう事態が起きてしまうのでしょうか。

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