成功するIT化による業務改善。その道筋を作るためにすべきこととは (4/5ページ)

新刊JP

一つは短距離走的な力で、IT化導入時には課題と解決策を見つけて一気にシステム導入を進めるスピード感が必要です。もう一つは長距離走的な力で、この力はシステム導入が終わり運用フェーズに入った時に必要です。システムは導入したら終わりではなく、むしろ始まりなので運用を始めた後に出てきた改善ポイントをしっかり見定め、改善を繰り返していかなくてはいけません。この二つの力が必要になってくるので、相当な熱量を持っていないと続かないんです。

最後は「失敗を過度に恐れない」ということです。業務改善は常に仮説を立てながら進めていくもので、仮説が必ず上手くいくということはないんです。なので、小さな失敗が出てきてもいいから、まずは動かしてみて、失敗したらフィードバックをして成功に結び付けていくという実践をとにかくやっていく。トライアンドエラーを繰り返すことができる人であることはすごく大事だと思います。

――実際に業務改善に向けてスタートする際におさえておくべきポイントや、どんな準備が必要か教えてください。

四宮:一番大事なことは、先ほど言った「何を目的に業務改善を行うのか」ということです。その一番大きな方針を決めて、経営者や担当者含めてプロジェクトに関わる人たちがしっかり認識するということが大前提になると思います。

ここさえ認識が合っていて、それ以降の作業でもその目的さえブレなければ、大きな失敗は起こらないと思います。

――逆にこの部分が抜けている会社が多いからこそ、問題が起きてしまう。

四宮:そうですね。あとは途中で忘れてしまうということもあります。業務のIT化に向けてツールを探しているうちに、どんどん夢が膨らんでしまうことって多いんですよ。このツールは他の業務の役立ちそうだから取り入れてみようとか、そうなっていくと目的からずれていってしまう。

――業務改善ツールを営業してくる方との付き合い方ってどうすればいいですか?

四宮:話を聞くというよりは、どんどん質問をしていったほうがいいと思いますね。

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