岩崎宏美「聖母たちのララバイ」が人生を変えた (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー いいよ。おもしろいっていうのは、人生でいちばんいい言葉だから。何がおもしろいの?

岩崎 何だろう。自粛期間中に自分の歌をずっと聴いてたんですよ。そしたら、「私ってこんな歌も歌ってたんだ」とか「こんなに色っぽい歌なのに、こんなにこざっぱり歌ってるんだ」とか、いろんなことを発見できたんです。色っぽい歌詞なのに色っぽく歌わないような、合唱団出身の歌い手のまま、全然ブレてないんですよ。よく私、ブレずにここまで来たなって。

テリー ポジティブな発見だったんだね。

岩崎 でも、ポリープの手術をしたり、一時期は自分の声や音程ばっかりが気になって、それに引っ張られてた時期があるんですよ。だけど、昔の曲を聴いてるうちに、自分の歌い方の忘れていた部分とか、「やっぱり歌に大切なのは『思い』だろう」っていうのを再発見したりもして。この間、広島の呉でようやくコンサートの初日が開けたんですけど、その時に「あ、おもしろくなってきた」って、すごい感じたんですよね。

テリー そうすると具体的に歌い方も変わるの?

岩崎 今まで規律よく歌ってた歌も、これからは歌に自分を委ねて歌いたいかなっていう。

テリー へぇ、いいね。より自然体になっていく感じなのかな。それって先輩の歌い手で、その域に達してる人って誰?

岩崎 もう引退されちゃったんですけれど、シャンソン歌手の金子由香利さんとか。去年の暮れ、金子さんの「再会」という曲を歌ったんですね。それ、20代の時も一度歌って、40年ぶりぐらいだったんですけれど。金子さんって、自分の声と語りと思いで歌える方なんです。いつか金子さんのナンバーを歌ったアルバムを出したいなって、今思ってますね。

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