古墳時代はここから始まった?纏向古墳群(奈良県桜井市)にある6基の前方後円墳【前編】 (7/8ページ)
前方部が後円部に比べて短く低いのが特徴。(イラスト:E.TAKANO)
対して、箸墓(箸中山)型前方後円墳は、後円部に、先端部を撥型に開く長三角形の前方部を付設するという特徴を持ちます。
箸墓(箸中山)型前方後円墳。前方部が撥型に大きく開くのが特徴。(イラスト:E.TAKANO)
どちらも大きな意味では、前方後円墳ですが、纏向型前方後円墳(別称:纏向型古墳・纏向型墳丘墓)は、弥生墳丘墓が発展したものとする説もあり、そのため纏向型墳丘墓と呼び、古墳と認めない研究者もいるのです。
くり返しになりますが、編年的には、3世紀前半~3世紀後半の間で、纏向型前方後円墳(纏向型古墳)→箸墓(箸中山)型前方後円墳となります。
しかし、この6基の中で、築造年が判明しているものとしては、纏向石塚古墳(220年頃)、ホケノ山古墳(250年頃)の2基ぐらいで、残りの4基は学者によりそれぞれ約四半世紀~半世紀の隔たりがあるのが現状です。