約3500年前の鉢の破片に碑文が、アルファベットのミッシングリングを解き明かす鍵となる(イスラエル) (3/6ページ)

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 レバントとは、エジプトに隣接する現在のイスラエル、パレスチナ、ヨルダン、レバノン、トルコの大部分を含む地中海東部地域のことだ。

 20世紀始め、エジプトのルーン文字を調べているとき、最古のアルファベット文字が発見された。これら原始アルファベット文字が刻まれていた物は、エジプトのシナイ砂漠にあるターコイズ採掘場セラービート・エル=ハーディム周辺で発見された。

 採掘労働者や最初のアルファベット文字の発明者はカナン人で、多くは奴隷としてエジプトに連れてこられた人たちだったのかもしれない。

 自分たちの話し言葉を書き言葉にするために、エジプトで1000年以上前から文字コミュニケーションのために使われていた草書体のヒエログリフから、その形や特徴を再利用しようとしたのだ。

 1998年、ワディ・エル=ホルとして知られるエジプト西部の砂漠で、紀元前19世紀にさかのぼる、似たような原始アルファベット文字が岩に刻まれているのが見つかった。

 この発見により、最初のアルファベットがナイル川流域やシナイ半島など、エジプト全土で使われていたことが確認された。
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セラービート・エル=ハーディムで発見された初期のセラビート文字
(image credit:Petrie / Public domain
 こうした画期的な変革が大いに役にたったことは明らかだ。新しいアルファベットは、特定の文化に根差して外部には広まりにくい、複雑なエジプトのヒエログリフに比べて、より簡潔で世界に通用する文字コミュニケーションの形を可能にした。
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