「コロナなんもしない人」の業務報告書(1)米国との危機感の差は歴然 (2/3ページ)
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「アメリカでは昨年6月の段階で『ワープ・スピード作戦』と称し、ワクチンの早期研究・製造などに約1兆円の予算を計上しています。日本政府との危機感の差は歴然です」
先進国に新興国を加えたG20でも、日本のワクチン接種率は最下位。安倍氏からコロナ対策を引き継いだ菅義偉(72)政権は、世界のワクチン争奪戦で惨敗を喫した格好だ。
「緊急事態宣言で感染が終息に向かう、という希望的観測があったのでしょう。国内生産が期待できないようでは、仮に日本独自の変異株が出てきても、機動的に対策を打てない。現在はいわば『ウイルス戦争』の時代。本来なら1年前に、軍事費の一部を振り分けてでも、国内製薬会社に一気に資金提供をすべきでした。残念ながら、そういう展望がまったくなかった」(若狭氏)
ワクチン接種を巡っては、河野太郎行政改革相(58)が、4月11日にNHKの討論番組で「全国平均で3分の2の医療従事者が接種を終えた」と発言した。一方で残りの医療従事者のみならず、まだ接種していない層への具体的な接種時期のアナウンスは、なかなか聞こえてこない。
その理由を医療ジャーナリストが解説する。