17世紀に亡くなった高位聖職者の棺の中で見つかった胎児のミイラの謎(スウェーデン) (2/6ページ)
棺の中の遺体、植物の材質、残っている織物が、17世紀の食生活や、結核などの病気、現代では稀だが当時のスウェーデンでは一般的だった昆虫などについて、これまでにないほど細かい洞察を研究者に与えてくれた。
棺の中には、スウェーデンで最古のトコジラミなど、50種近くの無脊椎動物が存在していたのだ。

動乱の17世紀、ルンドのビショップだったペダー・ウィンスロップの遺体は自然にミイラ化した。ハーブを敷き詰めた上に安置されていたこともその要因と思われる。(image credit:Gunnar Menander)・棺の中に胎児のミイラを発見、孫である可能性
しかし、ほかにも最大の謎がウィンスロップと共に眠っていた。ウィンスロップの屍衣の下、下腿の間に5、6ヶ月の胎児のミイラが埋もれていたのだ。
研究者たちは長いこと、この死産の胎児はウィンスロップの家の使用人の子どもか、葬儀屋の子どもではないかと考えていた。
DNA分析をしたところ、この子供はウィンスロップ自身の血縁だということがわかり、彼の孫である可能性が高いことが判明した。