17世紀に亡くなった高位聖職者の棺の中で見つかった胎児のミイラの謎(スウェーデン) (5/6ページ)
"さあ、今はもうスウェーデン人なのだから、どうやって利益を得ようか?"と考えたのです。
ルンドに大学を設立して、デンマーク人だろうが、スウェーデン人だろうが、都市そのものを繁栄させるようにしたらどうだろう?と。
彼は、自分自身の利益のため、町のために最善をつくそうとした非常に実践的な政治家の手本だと思います(パー・カルステン) 保守的で独断的であるにもかかわらず、このプロテスタントのビショップは、自然科学に並々ならぬ関心を抱いていた。
設立に協力した大学の学長として、医学部も設置するよう働きかけて成功した。
ペダー・ウィンスロップの肖像。作者、年代不詳(image credit:Orf3us/CC BY-SA 3.0)・ウィンスロップの遺体からその晩年が明らかに
ウィンスロップの遺体を詳しく調べ、彼の晩年の様子をまとめることができた。結核、胆石、心臓病、かなりの数の歯の喪失などに苦しみ、ついに1679年12月に肺炎で亡くなった。翌1月、埋葬前のある時点で、誰かが彼の棺の中に胎児の遺体を隠したと思われる。
なぜ、誰が、胎児を一緒に埋葬したのか、論文を発表した生物学者のクゼヴィンスカは自分の考えを語らなかったが、今回の結果は、スウェーデンにおける成人と子どもの共有墓を古代のDNAに基づいて分析した最初の例にすぎないとしている。
「成人と子どもが一緒に埋葬される例は、中世のスカンディナビアではごく一般的なことですが、その理由はわかっていません。わたしは成人と子どもの間にどういう関係があったのかに着目しています。