本気の大きさ。世界8種の大型犬図鑑 (3/6ページ)

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残念ながら寿命は短く、せいぜい10年ほど。ほかの大型犬と同じくたくさんの運動が必要。

・4. スコティッシュ・ディアハウンド



 ただディアハウンドとも呼ばれているが、あまり知られていない犬種。もじゃもじゃの毛に覆われたグレイハウンドのように見える。起源はローマ時代以前までさかのぼり、スコット族人やピクト人(ブリテン北部にいた古代人)がシカ狩り用に育てたと考えられている。

 アイリッシュ・ウルフハウンドのようにとても人懐っこく、番犬にはあまり向かない。人を歓待し、優しい性質なため、世界中に愛好者がいる。子犬の頃は遊んでやらないとすぐに飽きてしまい、ADHD(注意欠陥過活動性障害)になることがある。

 寂しがり屋なので、ひとりにしないで相手をしてやり、適切に運動させないと、家の中がまるで泥棒に入られたようになってしまうので注意が必要だ。寿命は11年くらい。

・5. ニューファンドランド



 この犬種は水が好きなため、水難救助犬として使われてきた。筋肉が強く、足に水かきのような膜がついているため、実際、泳ぎが得意なせいもある。

気性もおおらで優しい愛すべき犬種で、のんびりしていて飼いやすい。欠点は、少なくとも週に一度は毛の手入れをしてやらないと、ふさふさの長い毛がからまってしまうこと。

 一方、強い犬なので、番犬として優秀。詩人バイロンもこの犬種を愛し、飼っていたボースンという犬が死んだ後、次のような墓碑銘を残して哀悼の意を示している。

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