インドネシアの葬儀に喪服はいらない?葬儀費用が生涯年収を上回る? (2/2ページ)
ちなみに、トラジャ族は喪服を着用する。黒いシャツに黒い巻きスカートのようなものだ。しかし、トラジャ族の葬儀は数日かけて行われるため、参列者は数百人にも上り、故人に近しい人は喪服を着用するが、それ以外の人は平服で構わない。
■インドネシアのトラジャ族の独特な葬儀の風習
トラジャ族では家族が亡くなってからしばらくは故人をミイラ化し、「病人」と呼び、生活を共にする。着替えさせ、食卓の前にも座らせる。葬儀の日に初めて「死者」となるのだ。
これは正面から「死」と向き合うことで「生」を尊いものだと感じられるという独特の死生観によるものだ。トラジャ族にとって、「死」は生きる人と死者の間を隔てるものでは無いのである。