ADHD(注意欠如・多動症)を正しく診断するために脳の撮像技術を利用する方法が模索されている (3/3ページ)

カラパイア



iStock-1182078318_e
photo by iStock

・脳の構造からADHDの症状を見分けられるか?

 『PLOS ONE』(5月5日付)に掲載された最新の研究では、脳の構造からADHDのタイプを見分けられないか調査された。

 ADHD(注意欠陥・多動症)の名が示すとおり、この症状には注意が欠陥するタイプや落ち着きがなくなるタイプなどいくつかの種類がある(一説によると、最大7タイプに分類できるという)。

 それを調べるために、「トラクトグラフィー」という最新の3Dモデル化技術を利用して、脳の白質の微細構造やネットワーク結合が検査された。

 ところが、ADHDの子供35名の脳を撮影した結果、白質の構造に特に違いは見つからなかった。少なくとも今の時点で、構造的な特徴からADHDのタイプを区別することはできないということだ。

 ADHDの症状は、子供から大人に成長するにつれて変化することもある。そのタイプには過渡的な側面があるのだという。

 こうしたことは、ADHDのタイプが脳の構造よりも機能的な部分に関係していることを示している可能性があるとのことだ。

References:ADHD Presents in Different Forms Which Scientists Still Can't Fully Explain/ written by hiroching / edited by parumo
「ADHD(注意欠如・多動症)を正しく診断するために脳の撮像技術を利用する方法が模索されている」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る