天才発明家ニコラ・テスラが100年前に発明した逆流防止バルブ。現代に通用する性能が秘められていることが判明 (2/2ページ)

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テスラバルブに青と緑に色づけた水を速度を変えて逆方向に流す実験。流体の速度が上がるほど乱流となって流体は1方向にしか流れなくなる。 Credit:New York University credit:

 それだけではない。実験では、逆流防止効果はこれまで知られていたよりもずっと遅い流れで発揮されることが確認されている。一般的なパイプに比べて、20分の1の流速で乱流が発生し、逆流を防いでくれるのだという。

 さらに流れを一定ではなく変動させてみると、テスラバルブがそれを滑らかな流れに変換してくれることも明らかになった。これはちょうどAC/DCコンバーターが交流電流を直流に変換するのと同じような感じだ。


テスラバルブ Tesla Valve | The complete physics


・今日でも通用する性能
 
 米ニューヨーク大学クーラント数理科学研究所のレイフ・リストロフ准教授の考えでは、こうした電流の挙動こそが、テスラが思い描いていたイメージなのだろうという。

 実際、テスラは「電気の魔術師」の異名を持ち、その業績で一番有名なのは交流電力システムや交流モーターだ。

 テスラバルブの流体制御性能なら、今日でも逆止弁の代替パーツとして利用できるだろうとのこと。

 従来の逆止弁には可動パーツが使われており、徐々に摩耗してしまうという欠点がある。テスラバルブならそうした心配はない。

 また混合効率も高い。エンジンのような機械の振動を抑制し、燃料・冷却剤・潤滑剤の流れを制御するうえで有用かもしれないそうだ。

References:Scientists Explore Tesla Roads Not Taken – And Find Potential New Utility in 100-Year-Old Invention/ written by hiroching / edited by parumo
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