実は奴隷だった弥生人!?農業がもたらした「史上最大の詐欺」とは? (3/4ページ)

Japaaan

ゆんフリー写真素材集「稲の実り」No.3175

『サピエンス全史』では、人類が「農業」という技術を手に入れたことをひとつの革命だとした上で「農業革命は、史上最大の詐欺だった」とまで述べています。

農業には数多くのデメリットがあるにもかかわらず、人類はそれに気付かず、目がくらんでしまったということです。

人類はなぜ詐欺被害に遭ってしまったのか

人類がこの「詐欺」に引っかかってしまった理由は、いくつかあります。農業技術は新しい工夫と試行錯誤の積み重ねで進化していきましたが、この進化のスピードはとてもゆっくりでした。

よって、農業を営んでいた人々の生活も長い時間をかけて安定していきました。ところがそのため、世代交代が進むと誰も昔のことを思い出せなくなってしまったのです。

何せ「記録」がありません。現代なら何かと記録が残るので比較材料がありますが、弥生時代は写真はおろか文章もない無文字社会でした。

つまり、昔と比べて今は本当に便利になったのか? 豊かになったのか? 楽になったのか? と考えても判断材料がなく答えが分からないのです。

しかも、そういう疑問が頭をよぎったとしても手遅れでした。稲作と定住によって集落ができると今度は人口が増えます。人口が増えれば、今さら移動しながらの狩猟・採集による食糧調達は不可能です。その場所にとどまり、土地を拡げて多くの作物を作り続けなければなりません。

これは悪循環です。より多くの作物を栽培すれば、同時に悪天候、病害虫、外敵の収奪によるリスクも拡大することになります。

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