実は奴隷だった弥生人!?農業がもたらした「史上最大の詐欺」とは? (1/4ページ)

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実は奴隷だった弥生人!?農業がもたらした「史上最大の詐欺」とは?

弥生時代の稲作は「進歩」ではない?

もともと人類は250万年もの間、狩猟・採集によって食べ物を獲得してきました。

米や小麦などを栽培して収穫する「農業」が行われるようになったのは、今から1万年ほど前のことです。

日本で稲作が始まったのも、こうした世界的な潮流のひとつです。縄文時代の終わり頃から弥生時代の初期にかけて、私たちのご先祖様は米を作るようになりました。

ところで、稲作が始まったことで、弥生人は縄文人よりも「進歩」したと考えられがちです。

確かに、稲作のおかげで弥生人は食糧を蓄えておくことが可能になりました。また、狩猟や採集のためにあくせく走り回らなくてもよくなり、家を作って定住するようになりました。

これらの事実を見ると、弥生人は縄文人よりも豊かな生活を営んでいたように思われます。しかし実際はどうだったのでしょうか?

吉野ヶ里遺跡の竪穴式住居

以下では、そうした暮らしの変化のデメリットを挙げてみます。

まず、食糧を蓄えておくことは、貧富の差の発生や奪い合いの原因になったと考えられています。

実際、弥生時代は戦乱が頻繁に起きるようになったとされています。この時代の遺跡からは戦死者の遺骨や武器がよく発掘されます。

おそらく弥生人は、自分たちの土地に侵入してくる外敵に対してとても神経質になっていたことでしょう。何せ、敵に全てを明け渡してしまえばまた新しい土地で一から米づくりを始めなければなりません。さもなければ飢え死にです。

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