実は奴隷だった弥生人!?農業がもたらした「史上最大の詐欺」とは? (4/4ページ)
『サピエンス全史』によると、人類はこのような経緯で「史上最大の詐欺」に引っかかったというのです。
もちろんこれは一つの仮説であり、そういう解釈もあるということです。
本当のところはどうなのでしょう。稲をはじめとする植物の側は、人間のことをどう見ているのでしょうね。自分たちを育ててくれる「御主人様」と見ているのか、それとも自分たちの繁殖のために奉仕する「奴隷」と見ているのか……。
想像を巡らせてみるのも面白そうです。
参考資料
山﨑圭一『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』2019年、SBクリエイティブ株式会社
ユヴァル・ノア・ハラリ著、柴田裕之訳『サピエンス全史(上)-文明の構造と人類の幸福』(2016年・河出書房新社)
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