同僚に銃で撃たれて死亡した消防士の娘の卒業式に、父親代わりとして参加したのは数百人の消防士だった(アメリカ)

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同僚に銃で撃たれて死亡した消防士の娘の卒業式に、父親代わりとして参加したのは数百人の消防士だった(アメリカ)
同僚に銃で撃たれて死亡した消防士の娘の卒業式に、父親代わりとして参加したのは数百人の消防士だった(アメリカ)
銃で撃たれて死亡した消防士の娘の卒業式に出席した数百人の消防士たち

 アメリカ・カリフォルニア州にある消防署で、3人の子供を持つ消防士が同僚に射殺されるという悲劇が起きた。

 そのわずか2日後、亡くなった消防士の長女の高校の卒業式があった。出席が叶わなくなってしまった父親に代わって、300人もの同僚の消防士たちが卒業式の会場に駆け付け、長女の卒業を見守った。
image credit:Morning Express with Robin Meade/Facebook

・消防署で銃殺事件が発生し消防士が死亡

 6月1日、カリフォルニア州ロサンゼルス郡ロサンゼルス消防局で、殺人事件が発生した。

 この日、同署に勤めていた勤続20年以上のベテラン消防士トリー・カーロンさん(44歳)が、同僚のジョナサン・タトーネに銃殺されたのだ。

 その後、消防署から約10キロ離れた自宅に逃走したタトーネは、頭を銃で撃ち自殺。その日の遅く、プールに遺体が浮かんでいるのを捜査官が発見した。

 翌日の記者会見で、消防局長らはこのように述べた。

2人は、異なるシフトで働いていたが、両者の間で仕事上の何かしらの問題があり、衝突していたようだ。

どのぐらいの間、いざこざがあったのかは定かではないが、仕事のパフォーマンスと仕事関連の問題について意見の相違があったと確信している。

カーロンは、本当に献身的で優れた消防士の1人だった。彼を失ったことは我々にとって大きな損失だ。

 カーロンさんは、妻ハイディさんとの間に3人の子供がおり、殺害された日の2日後に、長女が高校の卒業式を控えていた。

 それを知った同署の同僚消防士たちは、出席することが叶わなくなってしまったカーロンさんの代わりに、自分たちが出席することを決意、3日、カーロンさんの娘ジョスリンさんの卒業式会場へと駆け付けた。

・約300人もの消防士らがジョスリンさんの卒業を祝福

 ロサンゼルス郡サンタクラリタにあるソーガス高校の卒業式に、家族と共に到着したジョスリンさんは、駐車場に止められている多くの消防車と列をなしている消防士たちに驚いた。

 その後、式典で名を読み上げられたジョスリンさんは、亡き父が着ていた消防士のジャケットを羽織って壇上へ。すると、見守っていた消防士たちやクラスメイトらから大きな歓声と拍手があがった。


 スタンディングオベーションで卒業を祝福されたジョスリンさんは、壇上から降りたところで、一家の親友だった保安官代理に付き添われ歩いた。


 良き同僚を失った消防士たちのカーロンさん一家へのサポートは、「自分たち消防士ファミリーは、どんな時でも団結して傍にいて、支えていく」という強い絆の意思表示だったようだ。

 現在、カーロンさん一家のためにクラウドファンディングサイト『GoFundMe』アカウントが設置されているが、目標金額の20万ドル(約2200万円)を超えた寄付が集まっているという。

Top image:Morning Express with Robin Meade/Facebook / References:Agua Dulce gunman argued with colleagues before shooting - Los Angeles Times / written by Scarlet / edited by parumo
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