絶えない不安に疲れ。「不安疲労」は生活習慣が原因かも (1/3ページ)
先行きの見えないコロナ禍で、ずっと不安を抱えている人も多いでしょう。不安は私たちの心と体に影響を及ぼします。
「そういえば最近、よく眠れない」「これまで楽しめていたことも楽しめない」と感じていませんか。
内分泌・糖尿病専門医である久保明先生に、不安と疲れについてお話を伺いました。
コロナ禍で「不安疲労」が顕在化
コロナ禍で生じる「何となくだるい」という身体的疲労感と、「やる気が出ない」「不安だ」という精神的疲労感が結びついたものが「不安疲労」です。
出典:パラミロン研究会
パラミロン研究会の調査によると、「この1年間で『不安疲労』を感じることが増えたと思いますか」という質問に対し、52.7%が「そう思う・ややそう思う」と回答しています。
出典:パラミロン研究会
あらゆる年代が不安疲労を感じていますが、特に若い世代の女性のほうが不安疲労を敏感に感じているようです。
久保先生は、
「不安疲労を放置していると、常に疲れやすく、免疫力が低下します。それだけでなく、老化を加速させる恐れやうつにつながるリスクもあります」
と警鐘を鳴らします。