テレワークでパワハラ急増、部下を「監視」したがる上司の言い分 (1/3ページ)

Asagei Biz

テレワークでパワハラ急増、部下を「監視」したがる上司の言い分
テレワークでパワハラ急増、部下を「監視」したがる上司の言い分

 猛威をふるう新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入する企業が増えた。それに比例して、一部では上司による部下へのハラスメント行為も報告されている。

 ダイヤモンド・コンサルティングオフィスが行なったアンケート調査によれば、「テレワーク中に上司とのコミュニケーションにストレスを感じた」と回答した人は約8割にものぼった。

 都内の商社に勤務する小林彩乃さん(仮名、28歳)も、テレワーク導入に伴った上司のハラスメント行為に頭を悩ませている一人だ。

「うちの会社ではテレワークを始めるにあたって監視アプリを導入しました。このアプリは、PCのデスクトップ上に『着席』『退席』ボタンが設置され、部下が席を立つ場合にはそれを押さなければなりません。しかも、部下のPC画面がランダムに撮影されて上司に送信される機能もあるため、着席ボタンを押したまま席を立つことは不可能。会社はアプリを導入した理由を、部下が過重労働やメンタル不調、進捗の遅れなどを起こさないためと説明していますが、本音としてはサボっていないか監視したいのでしょう。そのため、上司は少しでも進捗に遅れが生じると、ビデオ会議で社員全員の前で叱責したり、メールやチャットでも強い口調で『仕事とはこうあるべき』みたいなメッセージを送ってきたりします。

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