中国の原発で「放射性物質漏れ」の疑い G7の裏で何が起こっていたのか (2/3ページ)
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フラマトムとして同原発を正常運転に戻すために、必要な技術支援の許可を至急要請する』という旨の書簡(6月8日付)を送ったことがきっかけです。しかも、書簡には、中国が引き上げた放射線量の許容限度はフランスの基準を超えているとの記述があり、これは、中国当局が原発の運転停止を避けるため周辺の放射線量の安全基準を緩和しているのだと…。実際に原発の運転に携わる企業の訴えだけに、すわ、放射能漏れでは!と関係各所に衝撃が走ったというわけです」
CNNの報道を受け、13日夜には台山原発を運営する国有の中国広核集団が「同原発とその周辺の環境指標は正常」とする声明を発表。しかし、事故発生の有無については言及せず、「原発は核安全規制と原発の技術仕様の必要条件を満たしている」との説明に終始したことで、欧米の専門家たちの間からは「何がどう安全なのかを具体的に説明し、疑念を取り除くことが必要なのでは」という声が上がっている。
前出のジャーナリストが続ける。
「フラマトムが提出した書簡の中には、台山原発内で希ガスの濃度が高まっているとの報告を受けた、との記述がありますが、希ガスというのは化学反応性の低い元素で、今回発生したのはキセノンとクリプトンという元素だとみられています。つまり、一部の燃料棒のコーティングが劣化したことでこういったガスが漏れ出した可能性があるというわけですが、原発側の広報担当者によれば、すでにガスは回収され、放射能を除去する処理をした上で放出されたといい、これは『規定に従った通常の措置』だったと。