エピソード多すぎ!源頼朝公の愛刀・髭切(ひげきり)が斬った数々のモノたち (5/6ページ)
不思議に思いながらも為義が立てかけ直すと、獅子ノ子よりも二分(約6mm)長く作られていたはずの小烏丸が、獅子ノ子と同じ長さになっています。
「これはきっと、獅子ノ子が小烏丸を切ったに違いない」
物理的にはあり得ませんが、ともあれ不思議なことが起きたものだと、獅子ノ子は友=小烏丸を斬った友切(ともきり)と改名されたのでした。
八幡大菩薩から苦情?結局、元の髭切に友切は源氏重代の家宝として為義から嫡男の源義朝(よしとも)へ受け継がれたものの、平治の乱で平清盛(たいらの きよもり)に連戦連敗。
「かつて八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)の御加護を得て作られた、源氏代々の宝刀を持っていながら、何というザマだろう。もはや武運も尽きたのか!」
義朝がぼやいていると、八幡大菩薩が啓示を与えます。
「……何を申すか。古来『名は体を表す』と言うであろう。そなたらがコロコロ名前を変えるから、そのたびに神通力が弱まっておるのだ。ことに『友切』など縁起が悪すぎる。