「自分についてこい」型リーダーは時代遅れ! 最も部下の能力を引き出せるリーダーのあり方とは (2/5ページ)
多様性を認め合うことを重要視する教育法がメインストリームになって20年以上経ち、その教育を受けた人たちが大人になって、ビジネス界にも影響が出てきているのが現在です。「自分についてこい」型のリーダーだと、ついて行けない人が必ず出てきますよね。でも、新しい教育の形は「誰も見捨てない教育」です。だから、旧来のリーダー像が合わなくなっているというわけです。
――なるほど。その考え方は日本でもよく聞くようになっています。
箱田:そうですね。アメリカで起きた変化は10年、20年後には日本にも影響を及ぼします。それはリーダーシップのあり方も同じです。だから、エンゲージメントを引き出すリーダーシップも日本でようやく認められはじめたところですね。
――今、リーダー的な役割を担っている人の中には、エンゲージメントリーダーに変わろうと思っても、どう変わっていいのか分からない人も多いと思います。
箱田:私もはじめの頃は「自分の言う通りにしていればうまくいく」という「自分についてこい」型のリーダーでした。そういうリーダーに共感できる人はうまくいくのですが、共感できない人は取り残されてしまいます。そうなると、チームとしてもまとまらないし、貴重な人材を失ってしまう可能性もあります。
今いるメンバー全員を大切にしたいと思っているのであれば、「自分についてこい」タイプのリーダーシップでは難しいですね。ただ、そういうリーダー像しか知らないという人もいると思います。その場合、まずは固定観念を捨てることからはじめましょう。昔はそれでうまくいきました。でも、今はうまくいきません。時代の変化についていかないと、リーダーは元より企業そのものもついていけなくなります。
――この変化は受け入れるしかない変化と捉えるわけですね。
箱田:そうですね。若い世代で新しく主流になりつつある考え方がすべて正しいとは限りませんが、そこに敏感にならないといけないことは事実です。彼らの文化を頭ごなしに否定するのではなく、自分も経験してみる。