「自分についてこい」型リーダーは時代遅れ! 最も部下の能力を引き出せるリーダーのあり方とは (1/5ページ)
リーダーのあり方は時代の変化とともに変わるもの。一時代前の「自分についてこい」という典型的なリーダー像も、現代ではもう時代遅れかもしれない。
多様性の大事さが叫ばれる現代において、その価値観を投影した新たなリーダーシップが求められている。そう語るのが、コロンビア大学博士(教育学)であり、指揮者でもある箱田賢亮氏だ。
16歳でアメリカに渡り、高校教師やオーケストラの指揮者、大学の学部長などといったリーダーを歴任。その経験に基づいて書かれた『プロフェッショナルリーダーの教科書』(あさ出版刊)は、箱田氏がアメリカのコロンビア大学で出会った「最先端の教育理念」を応用した、エンゲージメント型のリーダーシップの形が解説されている。
これからのリーダーに必要なものは何か。箱田氏に聞くインタビューは、今、リーダーの立場にいる人はもちろん、これからリーダーになる人も必読だ。
(新刊JP編集部)
■「良いリーダーは部下によく質問をする」 エンゲージメントリーダーの言動とは――本書で書かれているリーダー像は、一時代前の「自分についてこい」タイプのリーダー像ではなく、いわゆる部下を引きつけて能力を最大限に引き出す「エンゲージメント」型のリーダー像です。現代では求められるリーダー像の変化が大きくなっていますが、その変化はなぜ起きているのでしょうか。
箱田:私はアメリカにいた時期が長かったのですが、そのアメリカでも、以前は「自分についてこい」型のリーダーシップが主流だったんです。それが90年代あたりから教育界に変化が起こり、人間の多様性を認め合おうという動きが出てきました。性的マイノリティであったり、あらゆる人種であったり、みんなが平等に暮らせる世の中にしようという動きですね。