リビアで世界初使用「殺人AI兵器」の全貌!国連報告書で明らかに (3/3ページ)
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顔認識システムで特定の個人を探しだし、追跡して攻撃することができる。同社ではKargu 2 がドローン群で動作する動画をYouTubeチャンネルにアップしていますが、これらすべてに弾頭が搭載され、狙われたら逃れようがない。一部情報では、2020年のナゴルノ・カラバフ戦争でも、アゼルバイジャンによって、Kargu 2 の改造型が使用されたという話もありますが、キラーロボットの出現で、映画の世界が、より現実的になりつつあることを実感させられますね」
かつては、パキスタンで米国の攻撃型ドローン(無人機)による民間人誤爆があり、それがきっかけとなり、国連人権理事会では、殺人ロボット兵器開発のモラトリアムを求める特別報告が提出されたこともある。
「その前後から非政府組織(NGO)によるロボットの兵器化に対する反対活動も活発になり、NGOは『殺人ロボット禁止キャンペーン』を展開、無人兵器システム開発の即時禁止などの法的枠組み作りを訴えました。ただ、中国、ロシア、米国などのAI先進国との間で意見が対立し、なかなか議論が前へ進んでいないというのが現状。日本でも国際法、国内法で使用が認められていない装備品の研究開発は行わない、としていますが、今後議論が進むにつれ解釈が変わっていく可能性はあります。AI兵器により、実行者が的確かつ効率的に相手を殺傷出来るようになることは間違いありませんが、高度化した兵器が人間の倫理観に相反することは紛れもない事実。平和のためにも、AI兵器が使われないで済む世の中になることを望むばかりですね」(前出のジャーナリスト)
平和が叫ばれる中、一方では殺人AI兵器が開発されるといった矛盾。ともあれ、数百台、数千台の殺人ロボットが世に放たれる……そんな未来は想像したくない。
(灯倫太郎)
*写真はイメージです
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