トラック総所有コスト、電気自動車が最安、今後さらに普及の見込み (1/3ページ)
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「大型・中型・小型トラックの欧州市場 - ライフサイクルと総所有コスト (TCO) 分析」(Frost & Sullivan)の販売を6月30日より開始いたしました。
トラックの15年間のライフタイムにおいて、総所有コストは、電気自動車が最も低く、次いで天然ガスとディーゼルのパワートレインが、小型、中型、大型の各セグメントで高くなります。トラックが古くなると、走行距離の減少に伴いメンテナンスコストが増加し、結果として1マイルあたりの総所有コスト(TCO)が増加します。バッテリー電気トラックがディーゼルや天然ガスのトラックと同等のTCOを達成するためには、走行距離が大きな要因となり、走行距離が多いほどTCOの同等性が早く達成されます。また、バッテリー電気自動車は、ディーゼル車や天然ガス車に比べて減価償却が早いですが、バッテリーを交換しながら使用することで、より高い残存価値を得ることができる傾向にあります。
バッテリーの価格が高いため、バッテリー電気トラックの購入コストは最も高く、車両コストに占める割合は、小型・中型トラックでは30%以上、大型トラックでは55%以上となっています。しかし、すべてのパワートレインにおいて、ディーゼル、天然ガス、バッテリー電気の各トラックは、5年後にそれぞれ50%、30%、50%の価値を失うため、車両の全寿命期間中、約60%の取得費用の大部分が最初の所有者によって負担されます。可動部品が少ないバッテリー電気トラックのメンテナンスコストは最も低く、定期的に交換されるタイヤとブレーキがコストの大半を占めます。しかし、ディーゼル車や天然ガス車では、定期的なメンテナンスや部品交換のほかに、エンジンやトランスミッションのオーバーホールが必要となり、これは通常、2代目の所有者の8年目頃に発生します。軽油や天然ガスの価格が上昇していることに加え、トラックの燃費が経年劣化により低下していることから、燃料費は今後も増加することが予想され、その大部分を2代目、3代目が負担することになります。一方、電気料金は今後も安定的に推移すると予想されるため、トラックの寿命に大きな違いはありません。