脇差は武士の命!戦国大名・伊達政宗が愛用した刀剣「鎬藤四郎」のエピソード (4/6ページ)

Japaaan

家康の後継者)が伊達家へ遊びに来ることになった際、何を献上するか下見に来た徳川家臣と相談することになりました。

「ふーむ」

政宗の刀剣コレクション(イメージ)

今回のお題?は刀だそうで、政宗は自分のコレクションを並べて検分させましたが、家臣らはなかなか「これがよかろう」と言いません。

「当家の銘刀は、ここに揃えた限りですべてにございまするが……」

痺れを切らした政宗が尋ねると、家臣の一人が意地悪く言いました。

「そう言えば、伊達殿は鎬藤四郎の脇差をご愛蔵とか……あれなら上様もお気に召されようかと……」

政宗が脇差を命とも重んじていることを百も承知で「徳川家に取り入りたくば……」と足元を見たのですが、その悪意を覚った政宗は激怒。

「あれは亡き太閤殿下が形見に下さった愛刀、容易く譲っては申し訳が立たぬ!もしこれでなくば受け取らぬと申すなら、こちらもくれてやらぬまでよ!」

権勢を恃みに他人をなぶり、その命まで差し出せと言わんばかりの態度に怒り心頭、政宗に気圧された家臣たちはそれ以上何も言わず、他の無難な刀を選んだということです。

エピローグ・命の「使いどころ」

天下人に楯突いてまで守り抜いた「命」鎬藤四郎でしたが、政宗はその「使いどころ」を心得ていました。

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