矢野・阪神VS原・巨人「優勝するのはどっちだ!?」(1)クロマティを彷彿させる (4/4ページ)

Asagei Biz

他チームから一歩抜け出た大きな強みです」

 対する巨人は、ウィーラーへの評価がうなぎ登りだ。阪神OBの江本孟紀氏も絶賛する。

「あれだけ日本野球を徹底している助っ人打者を初めて見ました。まったく振り回さず、センター返しや右中間と徹底しており、それがセ・リーグトップの得点圏打率.436(7月1日時点、以下同)に結びついています。巨人の好調はフォア・ザ・チームの精神が見えるウィーラーがカギであり、その存在が大きい」

 近年、巨人の助っ人といえば、「お騒がせ」や「金食い虫」のような問題選手が多かっただけに、往年のクロマティと重ね合わせるOBもいるほどだ。駒田氏は、

ウィーラーは恐らくチームでの居心地がいいんでしょう。助っ人選手には常勝巨人の居心地を悪く感じるタイプもいましたが、ウィーラーにはそれがない。彼の明るさは巨人が欲しがっていたものです。僕らの頃の(同僚の)クロマティも、明るいキャラで巨人を強くしてくれました。彼がいなければ優勝回数は少なかったと思います」

 まさに、新ムードメーカーなのである。

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