一般人にはあまり知られていない恐ろしい科学的事実を科学者が共有 (3/6ページ)

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恐ろしいのは、この異常が我々の銀河と同じ平面上にあるために、観察が非常に難しいことだ。基本的に、その正体についてほとんど何もわかっていない。

 またグレートアトラクターの反対側には「うしかい座ボイド」があり、こちらもやや薄気味悪い。

 「グレートボイド」とも呼ばれるうしかい座ボイドは、ほとんど銀河が存在しない巨大な球形の領域のことだ。地球からうしかい座の方向、7億光年の先にあることが名称の由来。ボイドの直径は2億5000万光年で、観測可能な宇宙の直径(930億光年)の0.27%に相当する。体積は23万6000メガ立法パーセクで宇宙最大の超空洞だ。

 当初そこではたった8つの銀河しか発見されなかったが、現在は60の銀河があることが知られている。たくさんあると思うかもしれないが、アメリカ大陸よりも広い場所に物体がたった60個しかないようなものだ(しかもこれは2次元での話でしかない)。
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近赤外線による銀河系外天体の総パノラマ図。2MASSで得られたデータに基づいて作成された。グレート・アトラクターは右下の Norma & Great Attractor の表記から青色の長い矢印をたどる / image credit:public domain/wikimedia

 天文学者のグレゴリー・アルデリングはその広さについて、「もし天の川銀河がうしかい座ボイドのど真ん中にあれば、1960年代までほかにも銀河があることに気づけなかっただろう」とたとえている。

 銀河同士の平均的な距離が数百万光年であることを考えると、銀河1万個はあってもおかしくはない広さなのだ。

 問題は、なぜ、そしてどうやってこのボイドが形成されたのかということだ。

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