天下の御意見番・大久保彦左衛門が好んで食した戦国武将のパワーフード「鰹節」 (4/4ページ)
現代人も摂り入れたい、鰹節のパワー
こんなエピソードがあるように、彦左衛門は平素から鰹節を持ち歩き、食事が出来ない時はこれをかじることで力を出したそうです。戦う武士のパワーフード、まさに「勝男武士」ですね。
鰹節には牛肉の3倍にもなるたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルなどの栄養素や、必須アミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれています。
このトリプトファンは精神の安定・高揚をもたらすセロトニンを生成し、不遇に鬱屈しがちな彦左衛門の誇りを支え、心身の健康を保ったことが80歳という長寿の秘訣だったのではないでしょうか。
凄惨な事件や感染症の蔓延、モラルの低下など、心身ともに不安になりがちな現代ですが、鰹節に限らず食べ物から元気を摂り入れることで、力強く生きていきたいものです。
※参考文献:
永山久夫『武将メシ』宝島社、2013年3月
和田俊『かつお節 その伝統からEPA・DHAまで』幸書房、1999年12月
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