借金でこそ解る男の度量!幕末維新を駆け抜けた後藤象二郎が井上馨を笑い飛ばしたエピソード (2/4ページ)
「さぁ、これからバリバリと稼ぐぞ!」
車窓に流れる煤煙と風景を睨みながら、馨は自分も蒸気を噴き出さんばかりの意気込みよう。
「ははは……稼ぐとは、どのくらい稼ぐつもりだ?」
鷹揚に笑いながら象二郎が尋ねると、馨は向き直って答えます。
「そうさな……ざっと数千万円は稼ぎたいもんだ!」
明治時代における1円の価値は、現代に直すとおよそ5,000~20,000円前後(諸説あり)。もし一千万円であれば、現代の感覚なら500億~2,000億円と言ったところでしょうか。
そんなに稼いで、いったい何に使うのか……と思ってしまいますが、そんな月並みなリアクションではつまらないとでも思ったのか、象二郎は笑い飛ばして言いました。