借金でこそ解る男の度量!幕末維新を駆け抜けた後藤象二郎が井上馨を笑い飛ばしたエピソード (1/4ページ)
おカネ(通貨)というものには(1)価値を測る・示す、(2)価値を保存する、(3)同じ価値のものと交換するという大きく三つの機能がありますが、おカネで価値を示せるのは、モノやサービスだけではなく人間も含まれます。
そう聞くと「おカネで人間の価値を測るなどと、けしからん!」と思われる方もおいででしょう。しかし、現実に労働力の価値は報酬や給料といったおカネで示されていますし、一方で金額の高い安いでは測り切れない尊い営み(例:家事労働や無償のボランティアなど)が存在することも事実です。
要するに「おカネで測れる人間の一側面もあるが、その金額がすべてではない」ということで、おカネは与えられる(他人から価値を示される)だけではなく、どう扱うか、どう向き合うかによって自分の価値(度量、心意気など)を示すツールともなり得ます。
という訳で今回は明治時代、幕末維新を駆け抜けた後藤象二郎(ごとう しょうじろう)と井上馨(いのうえ かおる)のこんなエピソードを紹介したいと思います。
数千万円なんてチョロいもの?今は昔、文明開化の象徴たる汽車に乗って上京する象二郎と馨が、今後の抱負を語り合っていたそうです。